税理士 向山裕純の税のなんだパンダ

創業45年を迎えました。難しいと思われがちな税金についてわかりやすい解説をしていきます。税金以外にも時事問題など取り上げていきます。

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

>> EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

>> EDIT

平成26年度税制改正 調査の事前通知は税理士のみでも可能に!

2014(平成26)年7月1日より実施

納税環境整備に関する国税通則法の改正を含む「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得税法等の一部を改正する法律」(平成23年法律第114号)が、平成23年11月30日に成立し、同年12月2日に公布されました。
 この改正により、調査手続の透明性と納税者の方の予見可能性を高めるなどの観点から、税務調査手続について現行の運用上の取扱いが法令上明確化されるとともに、全ての処分(申請に対する拒否処分及び不利益処分)に対する理由附記の実施及び記帳義務の拡大等が定められ、税務調査手続の法定化及び理由附記の実施に係る規定については、平成25年1月1日から施行されています。(国税庁ホームページより)
 事前通知に関する規定については、次のように改正されました。
 
【事前通知に関する規定】
 ①誰に通知するか
 納税義務者
 税務代理権限を証する書面を提出している税務代理人がいる場合にはその代理人
②何を通知するか
 質問検査等を行うこと
 日時、場所、目的、対象税目等の10項目
③事前通知が行われない場合
 実地の調査以外の調査
 事前に通知をした場合の調査に支障が生じると認められる場合
④事前通知の書面で行われるとの要件が削除された

この改正により、調査の事前通知は原則納税義務者であり、税務代理権限を証する書面を提出している税務代理人がいる場合に限りその代理人にも通知することになりました。また、事前通知の書面で行われるという要件が削除されたため、電話により通知が行われることとなりました。このため、納税義務者にとっては調査に関する10項目の通知内容を電話にて理解しなければなりませんし、通知する国税側でも10項目のうち1つでも洩れがあれば事前通知が成立しないためご苦労されているようです。
そこで、現場の状況を勘案し、平成26年度税制改正大綱の「納税環境整備」の中で次のような規定を定めています。
4.その他
(国 税)
(5)税務代理人がある場合の調査の事前通知について、納税者本人の同意がある場合として税理士法第30条の規定による書面にその旨の記載がある場合には、当該納税者への通知に代えて、税務代理人への通知ができることとする。
(注) 上記の改正は、平成26年7月1日以後に行う事前通知について適用する。
(地方税)
(1)税務代理人がある場合の調査の事前通知について、納税者本人の同意がある場合として税理士法第30条の規定による書面にその旨の記載がある場合には、当該納税者への通知に代えて、税務代理人への通知ができることとする。
(注) 上記の改正は、平成26年7月1日以後に行う事前通知について適用する。

 つまり、税務代理権限証書(税理士法第30条の規定による書面)の中に、事前通知について「当該納税者への通知に代えて、税務代理人への通知すること」を納税義務者が同意する旨の記載があれば、税務代理人にみに通知ができることとなりました。
 この規定は本年(2014年)7月1日以後に行われる事前通知から適用され、地方税に関しても同規定が定められています。
 この改正により、納税義務者と国税側の双方での負担軽減に繋がるのではないかと思われます。今後は税務代理人と事前通知に関する確認を行い税務代理権限証書への同意する旨の記載をお忘れなく。

         参考資料  国税通則法 第7章の2 国税の調査
               平成26年度 税制改正大綱
               国税庁ホームページ
              「納税環境整備に関する国税通則法等の改正」について
スポンサーサイト

| 税制改正 | 11:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント:

TRACKBACK URL

http://mukouyama.blog.fc2.com/tb.php/311-77d86df3

TRACKBACK

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。