税理士 向山裕純の税のなんだパンダ

創業45年を迎えました。難しいと思われがちな税金についてわかりやすい解説をしていきます。税金以外にも時事問題など取り上げていきます。

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国税の強制・滞納処分にあなたは、どう対処すべきか その6 ~国税犯則法事件 その2~

国税犯則取締法事件(その2)


1.本職は、税理士開業して40年となった。26歳で開業。早く開業すればいいわけでもない。表題の国税犯則取締法事件は、参考人として6件程度である。
国税犯則取締法事件に、税理士の代理権はない。弁護士にもない。弁護士の介入は、裁判になってからである。なぜなら、行政不服審査法第4条7。「国税又は地方税の犯則事件に関する法令に基づき国税局長・税務署長・収税官吏・徴税官吏等が行う処分」とある。その他10で「外国人の出入国又は帰化に関する処分」とあり、これらの行政処分は、直接裁判を起こす必要がある

2.国税犯則取締法事件の根拠法は、明治33年4月6日施行のわずか22条の国税犯則取締法である。未だに旧カタカナ文字のままだ。

3.国税犯則取締法事件で、他の税理士が一般の質問検査権と混同して収税官吏に申し込んでも拒否された事例も多く聞く。当然の結果だ。

4.税理士が、国税犯則取締法の被疑者として関与した場合は別にして、一般的には、顧客の被疑者事件の「決算・申告」を関与した税理士として参考人のケ-スであろう。

5.平成11年8月26日の事件(以下「本件査察事件」という。)をもとに話をする。本職の事務所に朝9時丁度に「東京国税局査察部の者です。○○会社の法人税違反の件の参考人として資料の提出に協力して欲しい」旨述べて7-8名が、来所した。査察部主査(収税官吏のトップ)と話す。

6.国税犯則取締法には差押処分領置処分がある。差押と領置の差は、次のとおりである。

 収税官吏は、犯則事件を調査する必要があるときは、裁判官の許可を得て、差押することができる。承諾不要。(国税犯則取締法2条1)
 収税官吏は、犯則事件を調査する必要があるときは、参考人が任意に提出した物件を領置することができる。要承諾。(国税犯則取締法1条1)
領置とは、参考人が任意に提出したその犯則事件の証ひょうと斟酌される物件又は没収品に該当する物品と斟酌される物件の占有を取得する処分。
(領置の範囲)
 参考人が、任意に提出した物件のみ。任意とは、自発的に提出することを言う。刑訴法101条221条、関税法119条の犯則嫌疑者が置き忘れたものは、含まれない。郵便物又は電信に関する書類は、制限される。
≪領置の効果≫
・S.25.3.31の改正後は提出者より返還の請求があっても返還する必要がなくなった。
・領置により対象物件の占有は、収税官吏に移転する。
 奪収した場合は、 強盗罪・窃盗罪  (刑235,236,241)が、成立する。
立会人を立ち会わせることは法定の要件ではないが、検査について同様に適当な者を立ち会わせることが妥当。
(顛末書の作成義務 )
領置顛末書の作成義務(法10)

7.領置の内容をよく理解して欲しい。主体は、税理士側である。本職が任意に提出するかどうか。オリジナルか、コピ-して渡すかを、判断して協力すればいい。ここでは、前述のとおり異議申し立てはできない。いやなら拒否もできる。一般の質問検査権は、間接強制とは異なる。

8ほかの収税官吏が、事務所の税理士に「当該法人に関係ない法人資料を要求し、提出した」が、本職の抗議により取り戻した。収税官吏が、複数で要求してきたら、すべて、本職の許可をとることを、主査収税官吏に伝えたあとは、すべて、これに従うようになった。

9.本件査察事案の業務時間は、日の出より日没までである。領置顛末書の作成を終わらせると終了である。

10.本件査察事案は、のちほど社長に聞いたところ。東京局300名、仙台局200名
合計500名の収税官吏が、動員された。





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