税理士 向山裕純の税のなんだパンダ

創業45年を迎えました。難しいと思われがちな税金についてわかりやすい解説をしていきます。税金以外にも時事問題など取り上げていきます。

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太陽光発電システムと税務処理 その2

 前回は、一般住宅と不動産賃貸業者に限定して太陽光システムに関してご説明をしましたが、今回と次回とで産業用としての太陽光発電についての税務処理を見ていきたいと思います。
 産業用としての太陽光発電設備については、一般住宅や賃貸用家屋にはない様々な優遇制度が定められています。

1.産業用の場合の売電制度
(1)全量固定買取制度
 全量固定買取制度とは、事業用の太陽光発電設備により発電した電力を電力会社が一定額により全量買取ることを義務付ける制度をいいます。買取価額については1kw当たり42円で住宅用と同じですが、住宅用の場合にはあくまでも自家消費した残りを売るのに対し、産業用の場合発電した全ての電力を高価額(42円)で買い取ってもらえることが大きな違いです。自己で使用する電力は低価額で電力会社から買うことができるため差額分は利益となり、余剰電力を売るよりも有利な制度となっています。
(2)買い取り期間20年
住宅用の場合の買い取り期間は10年であるのに対し、10kw以上の産業用システムの場合は買い取り期間が20年となっています。公表されている買取価額が毎年下がっていることを考えると大変優遇されている制度と言えるのではないでしょうか。

2.再生可能エネルギー発電設備に係る固定資産税の軽減措置
(1)概要
 (2)の対象設備をについては、新たに固定資産税が課せられることとなった年度から3年度分の固定資産税に限り、課税標準を、課税標準となるべき価格の2/3に軽減することにより、固定資産税を減額する措置です。
(2)適用対象設備
 固定価格買取制度の認定を受けて取得された再生可能エネルギー発電設備。
 但し、住宅等太陽光発電設備(低圧かつ10kw未満)を除く。
(3)適用期間
 平成24年5月29日~平成26年3月31日までの期間

3.自動車製造業を営む法人の償却年数の特例
 通常太陽光発電設備の減価償却については、「機械及び装置」の「31電気業用設備」の「その他の設備」の「主として金属制のもの」の17年を適用して償却します。
 しかし、事業者製造業を営む法人の太陽光発電及び風力発電システムについては、「機械及び装置」の「23輸送用機械器具製造業用設備」の9年が適用され、短期間での償却が可能となります。。
 この場合のように発電システムから生ずる最終製品である電気を専ら用いて他の最終製品(自動車)が生産される場合には、このシステムは電気に係る設備ではなく、自動車に係る設備として判定されるためです。

4.エネルギー需要構造改革推進税制(エネ革税制)
(1)制度の概要
 指定期間内に新品のエネルギー需要構造改革推進設備等を取得し、取得後1年以内に事業の用に供した場合に、その事業の用に供した日を含む事業年度において特別償却又は税額控除を認めるものです。
(2)適用対象
青色申告書を提出する個人と法人
(3)指定期間
 平成4年4月1日から平成24年3月31日
  注1. 平成23年12月の税制改正で廃止となり、延長はありません
  注2. 即時償却の適用は、平成21年4月1日から平成24年3月31日の取得に限定されます
(4)特別償却・即時償却
 特別償却の適用を受ける場合の償却限度額は、普通償却額と基準取得価額の30%となります。
 平成21年4月1日から平成24年3月31日までの間に取得した場合の償却限度額は、普通償却額と取得価額から普通償却額を控除した金額の合計額となります。つまり、取得価額を即時に償却することができます。
(5)税額控除限度額
 中小企業者の場合は特別償却に代えて税額控除の選択ができます。税額控除限度額は基準取得価額の7%相当額です。
 ただし、法人税額の20%相当額を限度とします。なお、控除しきれなかった金額については、1年間の繰越しが認められています。

次回は、グリーン投資減税についてエネ革税制との留意点を含めて見ていきたいと思います。




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