税理士 向山裕純の税のなんだパンダ

創業44年を迎えました。難しいと思われがちな税金についてわかりやすい解説をしていきます。税金以外にも時事問題など取り上げていきます。

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

>> EDIT

終身旅行者(PT)とは?!!

 私は2012年6月13日にブログの記事になるものをインターネットで探していたら、その中にある記事で「終身旅行者」ということばを知りました。
昨今、にわかに「終身旅行者」なる言葉が税務の世界でささやかれているそうです。

終身旅行者:Perpetual Traveler (PT)とはどういったものなのでしょうか。

簡単に言えば、ずっと旅行している人はどこの国でも非居住者だという理屈だそうです。

 しかし、このステータスに関する根拠を租税条約の183日ルールに求めているところが、私には疑問です。
183日ルールはあくまでも課税権放棄の規定で、居住者の定義とは関係がありません。

わが国の税法上、終身旅行者の概念は存在しません。
いわゆる「税法が予定していない取引」と言えるかもしれません。

わが国の所得税法は、個人を3種類のステータスに分類しています。
居住者:Permanent Resident (PR)
非永住者:Non-Permanent Resident (NP)
非居住者:Non-Resident (NR)

終身旅行者の目的は全世界で課税を合法的に免れる方法論の構築ですが、少なくとも、人的役務提供を行った場合、非居住者であろうと、国内源泉所得として必ずその国で所得税が課税されるはずです。

 非常に面白い概念ではありますが、使い方を誤ると予測できない課税が生じる恐れがあります。
 「税金がもっと低ければ…」と誰でも一度は思ったことがあるでしょう。

(Permanent Traveler:PT)=終身旅行者になるには、年間500万円の所得と、金融資産1000万円があれば実現可能といわれている。しかし、この条件をもった全員が終身旅行者になれるでしょうか。
特に「日本に何かが起こった際に参考になるライフスタイルの一つになるかも…」という点は、予言のようでもあり興味深いですが。
 
 日本居住者は、タックス・ヘイブン国をいかに利用しても、節税を合法的に実行するのは無理なのです。また、世界のトレンドもこれらタックス・ヘイブンの取り締まりを強化する方向に向かっています。日本でも、1998年4月の金融ビッグバン以来、200万円以上についての送金は金融機関がすべて税務当局に報告しており、無許可で海外へ持ち出し、持ち込みできる金額は、従来の500万円相当額から100万円まで引き下げられました

 2国間、3国間を旅行するスキームも、いよいよPTになった気分の者に対し、プライベートバンク、オフショア金融商品などが紹介されています。
PTは居住国以外の国の不動産は購入しない、目立つ車種、色の車には乗らないといったアドバイスは、スパイ映画『007』を想い起こさせておもしろい。
日本という国の枠から自分を外して、外から日本を観察する可能性を秘めた節税であると思います。
 海外移住に伴う課税関係については、事前に専門家に相談するべきでしょう。
我々の事務所でお手伝いできることがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい


↓以下、ブログランキングに参加中です。ぜひご協力ください。
人気ブログランキングへにほんブログ村 士業ブログ 税理士へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

| VISA | 10:51 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

すみません。ご指摘ありがとうございます。「税金を払わない終身旅行者ー究極の節税法PT」税金対策・節税相談の紹介文を参照させていただきました。(税金を払わない終身旅行者ー究極の節税法PT」税金対策・節税相談の紹介文を参照)といれるべきでした。今後、二度とないようにします。

| | 2012/06/21 10:40 | URL |















非公開コメント:

TRACKBACK URL

http://mukouyama.blog.fc2.com/tb.php/120-fc9afe25

TRACKBACK

まとめtyaiました【終身旅行者(PT)とは?!!】

 私は2012年6月13日にブログの記事になるものをインターネットで探していたら、その中にある記事で「終身旅行者」ということばを知りました。昨今、にわかに「終身旅行者」なる言葉

| まとめwoネタ速neo | 2012/06/18 18:40 |

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>